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隣地を含めて敷地周辺は自然のまま育った樹木が生い茂り、自然の地形を残しながら開発された住宅地域。 静かでゆったりとした住宅地のなかに300坪強にもおよぶ土地(農地)を両親から譲り受け、その一部の土地を150坪に分筆転用して建てた住宅である。
敷地が全面道路側から奥に傾斜していることや、自然のままの敷地状態を残すことを考慮した結果、敷地の形状なりにセットバックしながらフロアーレベルを下げていく、 変化に富んだ空間構成が導き出された。全面道路側には車4台駐車可能なスペースを確保し、その東面より玄関へアプローチしていく。地上階は敷地の形状に合わせて三つの違うレベルが設定された。
玄関/エントランスホールがレベル1(FL±0)とすると、サニタリーと上階への階段スペースがレベル2(FL-450)となる。 レベル3(FL-1200)はリビング/ダイニングキッチン/和室のパブリックスペースへと繋がっていく。 一方、上階は中二階的な部分(階段の踊場レベル)に主寝室/書斎、階段を上りきれば本来の二階レベルには子供室/倉庫が配されている。
敷地を盛り土しフラットなレベルにして、擁壁を構築する単純な方法をとるのではなく、本来の敷地形状である傾斜した地形と建築との関係をそのままプランに積極的に活かしていく。それがその場所の属性ではないかと考えている。